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インタープレナー・レポート2024クレストン・グローバル、中小企業のグローバルな成功に関する第2弾レポートを発表

June 10, 2024

クレストン・グローバルが本日発表した最新のビジネス調査「インタープレナー(国際起業家)・レポート2024」によると、中小企業のCEOはグローバルな事業展開に対して前向きな見通しを持っており、国内外での事業成長を促進するために混乱を利用する用意があることが明らかになった。

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これは、地政学的混乱、世界GDPの減速、国際協力の漸減といったマクロ経済的な懸念にもかかわらず、多くの上場企業の業績見通しを悪化させ、「脱グローバル化」の懸念を生んでいる。

今回で2回目となるクレストンのインタープレナー・レポートは、14カ国で実施された、国際市場への事業拡大に成功した「インタープレナー」、すなわち売上高3億ポンド(約3億7200万ドル)までの組織のビジネス・リーダー1400人を対象とした調査に基づいている。 この調査では、中小企業のグローバル・モビリティのトレンドと、ビジネス・リーダーが今日のグローバル起業の商業的プレッシャーに対処するための戦略やツールを調査している。

起業家精神による成功の推進要因と障壁

インタープレナーたちは、世界的な事業拡大に直面しているマクロ経済の逆風が厳しいことを認識しているが、報酬がリスクを上回っていることは明らかである。 回答者のほぼ全員(96%)が、グローバルな事業展開が自社のビジネスに利益をもたらしていることに同意しており、売上と収益の増加(53%)と収益性の向上(46%)にわたる商業的成長を最大の利益として挙げている。

調査回答者の半数以上が、国際的な事業展開を評価した結果、事業の主な動機は市場の成長機会を確保すること(52%)であり、次いで、ライバル企業よりも先に新たな地域で足場を固めることで競争上の優位性を得たいという願望(36%)であった。 受入国が提供するインセンティブに対する回答者の関心は、はるかに低かった(17%)。
直面した最大の課題は、物流とサプライチェーンの問題への適応(41%)、適切な現地パートナーの発見(39%)、経済変動の管理(38%)だった。

グローバルな野心:次の目標は?

今後を展望すると、回答者の87%が今後1年間に海外進出する企業数が増加すると予想していると答えた。 どの地域や国への進出を検討するかという質問に対しては、わずか1%の回答者が、新しい市場への進出の計画も意思もないと答えた。 進出先として最も人気があるのは、西ヨーロッパ(52%)と北米(48%)である。

回答者は、国や地域が国際的な事業展開にとって最も魅力的である理由を評価する際、好ましい経済見通し(43%)、有利な貿易協定(41%)、技能や人材の利用可能性(41%)を挙げた。

クレストン・グローバルの最高経営責任者であるライザ・ロビンズは、次のように述べた:

「世界的な景気回復と楽観主義の中で発表された当社の2022年版報告書は、中小企業の海外進出に対する大きな意欲を示した。 私たちが直面している世界的な重大な課題にもかかわらず、中小企業の経営者たちが成長のためにより大きな市場と商流を求めているため、この意欲は維持されているだけでなく、さらに強まっているようだ。

「インタープレナーが直面するグローバルな課題は深刻だが、サプライチェーンとロジスティクスは2022年と2024年の報告書の間で一貫した課題である。 俊敏性を活用することで、インタープレナーはこうした課題をチャンスに変え、国内外でビジネスを成功させる新たな方法を活用することができる。
「これらの調査結果を念頭に置きながら、私たちの目的は、国際市場や日々進化する規制環境を乗りこなすだけでなく、どのような状況でも成功を収め、どのような障害にも立ち向かえるよう、インタープレナー(国際的な事業展開を志す人々)を鼓舞し、その能力を身につけさせることにあります」。

クレストン・グローバルのリッチ・ハワード会長はこう付け加えた:
「激動の2年間で、起業家精神がどのように変化したかを見るのは、とても興味深い。 今回の調査で、ほとんどのインタープレナーが海外進出がすぐに減速するとは考えていないことは心強い。 新市場への参入や拡大、国際的な協力に対する意欲は依然として旺盛だ。

“本レポートは、海外進出を検討している現在および将来の起業家が、主なリスクだけでなくメリットも含めて検討すべきすべてのことについて、魅力的な洞察を提供している”